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20歳

私は今年20歳になりました。

私はティーンエイジ・コンプレックスのような感じで、20歳になりたくないとかねてより思っていました。しかし実際はなんてことないようにあっさりと誕生日が来て、あっけなく20歳になって、高校時代を思い返してため息をついたり。あの頃のきらめきはもう二度とないものなんだなと思ってみたり。そんな具合で、歳を重ねるということに対して、マイナスなイメージしか持っていませんでした。

しかし、案外そうでもないのかもなと思えたのが今日でした。今日は、小学校のころからの友達であるAちゃんと近所の居酒屋に行ってきました。私の実家は昔飲み屋を営んでおり、飲み屋街といいますか(実際はさびれた商店街なのですけど)、あまり一般の家が無い商店街の中にあります。なので、小学、中学時代は登校の際にこの飲み屋街を通り抜け、Aちゃんと一緒に学校にいっていました。

今日飲みに行った居酒屋もおなじ商店街にあるお店で、お世辞にも立派とは言えない外観で(昔は店が営業しているのかどうかわからなかったくらい)、自分とは縁のない店なんだろうなと思っていたような所でした。

18時半からそのお店の前で待ち合わせをして、焼き鳥を食べながらお酒を飲んで。数年前までその店の前を通って一緒に学校へ行っていた友達とそんな風に会えるなんて、なんだか感慨深いというか、年を取るのも案外悪くないのかもなと思えた一日でした。

なんとなく、お酒が熟成されてゆく感じと似ているような、そういうかんじ笑

ここ数年、年の初めと最後に会う人はAちゃん!って図らずともそうなっているんですけど、今年も例外なく年始と年末に会えてよかったです。来年も年始に会う予定でいます。

あと、父にお土産で鳥串2本、豚串2本、つくね2本を買ってきたらすごく喜んでいたのも良かった。今日はいい日だったなあ。

クリスマス

今年も終わっちゃったね。クリスマス~大晦日にかけての世間の浮かれポンチ許され具合がすごく好きなんだけど、クリスマスが終わると浮かれポンチ折り返しって感じで少し寂しい。

私は本当にクリスマスを誰かと過ごさないといけないものと思ってないし、別にひとりならひとりで特番でも見てたのしめるタイプなんだけど、今年は友達と一緒にご飯を食べに行った。人がものすごく多くて、なんとなく漂う日常じゃない感にすごくどきどきした。

さすがにもう20なのでサンタさんにわくわくする年齢じゃないけど、毎年一番記憶に残っている年のクリスマスを思いだしてはウフフとなってる気がする。

小学1年生のクリスマス、朝起きるとツリーの下にゲームボーイカラーポケットモンスタークリスタルが置いてあった。私はポケモンとディズニーで育ったような子供だったので、すごく嬉しくてすぐにゲームに取り掛かった気がする。でもゲームシステムをよくわかっていなかったので、実際は半々くらいで父に進めてもらっていた気がする。最初にもらったチコリータしか重点的に育てていなかったのと、回復アイテムを買い込むのを忘れた状態で四天王に挑んだためそこそこ苦労した記憶がある。

今思えば何やってんだかというかんじだけど、すごくきらきらした思い出の一つ。

 

そして残すところは年末!27日から来年の5日まで実家に行く。28日はAちゃんと飲みに行く予定だし、年末年始のテレビ何見ようかなとか、実家の床暖で寝転がりながら犬を撫でたいなとか、考えるだけでとても楽しみ。

色んな悩みや葛藤はあるけど、いったん忘れて年末年始のおめでた感に身を任せる。それが私のスタイルです。

というわけで、よいお年を!(まだ年内に更新するかもしれないけど)

年の瀬

気づけば明日から冬休みというところまで来た。

先月末にぼんやりと「あと2週間少し学校へ行けば休み」と思っていた時からずいぶんと早い体感速度で毎日が過ぎていったような気がする。

学校が楽しいわけでもないのになぜこんなにすぐ今日まで来たように感じるのかというと、かつてないほど課題に追われていたからのような気がする。実はまだ課題がすべて片付いたわけでもないし、どうせ年が明けたらすぐテストラッシュなのでさほど解放感はないけど、まあとりあえず一区切りというかんじかな。

とりあえず、今日は焼き鳥を買って帰ってきた。冷蔵庫には冷えた角ハイボールが待機しているし、明日の予定はなし!ということで、今日は千と千尋の神隠しを見ながら存分に意識をフィクションに飛ばそうと思う。

私の図書館あるあるなんだけど、図書館に並んだ本を見ていたらなにか一冊借りていきたくなるっていうのがある。私が今までの人生で能動的に読んだ本なんて両手で収まる程度だと思うし、それからなにか得られたものがあるかというと、即答できない。

なんというか、何かを読んでもただ「読んだ」という事実が残るだけで、なにか身にできている自信がない。今日はヴィクトル・ユゴーでも借りてやろうかしらとも思ったけど、そんな経緯があるので思いとどまった。代わりに、星の王子様のバックグラウンドに関して書いてある本を借りてきた。

中学生の時に、星の王子様の一場面(きつねのところだったような気がする)を読んで、よくわからないけどなにか胸に残り、いつか本を買って読もうと思っていた。そしてついこの間、星の王子様の本を買って読んだのだけど、もっとしっかり読んで自分なりに理解したいと思うような程度の理解度だった。なので、今日借りてきた本を読み終えたらもう一度星の王子様を読み直してみようと思う。

私は本の読み方を知らなすぎるとおもうので、なにか深い理解だったり、新たな気づきにつながればよいなと思います。

 

金曜

昨日の夜はなかなか寝付けなくて、結局眠りに落ちたのは本来の起床時間の30分前とかだったような気がする。そんなだから起きなければならない時間に起きられず(半ば故意的に)1講目を休んだ。

11時ごろに眠い体を無理やり起こして、午後からは授業に出た。欠席状況に余裕があったらもしかしたら休んでいたかもしれない。怠惰の一言に尽きる。

今日は夜に友人のライブに行く予定があったので、一緒に行くことになっていたいとこと世間話をしながら会場に向かった。

いとこは一つ年上で、両親の離婚前は姉妹のように仲が良かった。しばらく会わなくなった時期もあったけど、私は彼女に対して自然に接せる。もし離婚せずずっといとことやりとりをできていたら、今私たちの関係性はどのようになっていたのだろうとか思うことは少なくないが、なってしまったものはもう仕方ない。

彼女もまた親に振り回される人生を送ってきたので、皆まで言わずとも理解しあえる点がとても多い。20歳になって大人が幼いころ思っていたものと違うということに気づき、同様に親というのも人間であり、正しい事とそうでないことをきちんと知っているわけではないし、してはいけないことを絶対にしない聖人のようなものではないと気づいた。私は別に育児放棄をされたわけでもないしここまで育ててもらっているので何も言わないが、ただ子供と家庭を持つということにある程度の責任はしっかり持たなければならないなと思う。

友人のライブは、今回は規模が大きかったこともありとても楽しかった。彼が頑張って知り合いに声をかけまくったおかげで会場には中学卒業以来会ってないような人たちがたくさんいて、少し怖かった。だけど話してみてしまえば外用の自分が作れてしまうもので、それもすこしむなしかった。

今日のこと

今日は学校が午後からの日だった。今週はずっと自主休校してたので、今日が今週初の登校だった。

特にわけもなく気分が沈んでなにもしたくなくなる時が結構ある。みんなそうなんだろうけど、ちゃんと各々の日常をこなしているんだと思う。なぜ私にはそれが出来ないんだろうと思うこともあるけど。

それで、数日ぶりに外に出た。最近は寒かったり案外そうでなかったりするので服装に困る。今日は一応暖かめの格好で出かけたけど、案外そうでない日だった。

午後なので日は傾きはじめていて、やわらかい金色の溶けたような日差しがきもちよかった。

 

授業はひとつだけだったけど無性に疲れたし、なんだか衰えを感じた。帰ってきてからは久しぶりに祖母と電話をして、洗濯をして、今に至る。

家族と久しぶりに電話をすると弱くなったり強くなったりする気がする。今回は後者かな。あと少ししたら冬休みだし、帰省を楽しみに頑張りたい。

 

そして明日の夜は友人のバンドのライブがある。前から彼が悩みながら努力しながら準備していたのを知っているのでとても楽しみ。

すぐに寝れるかわからないけどもう少ししたら布団に入ろうと思う。

週末の事②

連休最終日の今日、私は美容室に行った。

私はあまり頻繁に美容室に行く方ではない。染め際がかなり伸びて地毛と染めた髪の差が広がり、これはそろそろ見るに堪えないなと思ってからようやく予約の電話を入れる。この行動サイクルは私の中で美容室のハードルが高いことを物語っている。

その要因の一つに、私があまり美容師さんと話すのが得意でないという点がある。しかし私には2年近く担当してくれている美容師さんがいる。彼は三十台半ばで、最近自分の店を出した。

なので私は今回が新しくなった彼の店に行く初めての日だった。行くにあたり30分ほど道に迷ったことだけ記して話を進めるが、話し慣れた担当さんがいても美容室のハードルは依然として高い。

今日もまあそこそこの気まずいを潜り抜けて、私は髪型と髪色を変えた。その辺の感想や細かいことについても今回は割愛する。

帰りは9時くらいになった。私が最後の客で、雨が降っていたこともあり、帰りは担当さんが車で最寄りの駅まで送ってくださった。一回りほど年上の男性の車に乗るというのがなかなか新鮮で、少しどきどきした。次は染め際が悲惨になる前に予約を入れたい。

週末の事①

私の友好関係はかなり狭く深い方だと思う。

そして異性で友達と呼べる人はほぼいない。

なので、Tくんという友人は私の中でかなり特異な存在だ。私とTくんは小、中学校が同じだったものの、在学中はさほど話したり仲良くした記憶がない。お互いが別の高校に進学して、なんとなくメールが着て、返信して、そうしてるうちに電話になって、そこでようやく気が合うということに気づいた。

彼は私と家庭環境が似ていたし、好みとか性格とか、結構似てるところが多いんじゃないかと思う。そんな彼と私の決定的な違いはその輝きといおうか、オーラといおうか。

私は俗にいうスクールカーストで言えば、可もなく不可もなく、な下層に分類される生徒だった。しかし彼の場合はそうはいかない。彼はスクールカーストのかなり上位にいて、幅広いタイプの生徒や先生から慕われていたように思う。なぜだか彼の周りにはいつも人がいるし、なんというか、とても魅力的なのだ。

だから私はそんな彼と仲良くできているのがすごく嬉しいし、ひそかな自慢である。

 

前置きが長くなったが本題に移る。金曜日、学校を終えて家に帰ったころ彼から電話が来た。時間が出来たので夕飯でもどうかというお誘いだった。

私はすぐにOKし、彼が来るのを待った。

それから私たちはファミリーレストランへ向かい、いつものようにとりとめのない話をした。彼には夢があるのだけれど、私は当たり前にそれが本当に叶うことなのだというふうに思っている。

なんというか、彼が言うとそうなるんだろうなという気がするというか、実現させるんだろうなという気になる。もちろん私はそれを応援している。でもそう遠くないうちに遠いところへ行ってしまうのかなと思うと少し寂しい。

 

言えるうちに言おうと思って最近は頻繁に彼に好きだということを伝えている気がする。ほかの友人に彼のことを話すと、いつか付き合いそうとか言われるけど、私にとって彼はそういう対象ではなく、本当に気の合う友人だ。たぶん彼もそれは同じで、私をそういう対象では見ていないと思う。

この先なにがどうなるかわからないけど、できればずっとこのまま仲良くしたいなと思う。良い金曜日だった。